キャリアチェンジをしたいけど、なかなか転職に踏み切れない。という方は多いのではないでしょうか。とくに未経験スキル0の状態だと、採用されるのか不安に思ってしまいますよね。
ですが、結論から言って未経験スキル0は関係ありません。
「弱みとして見られない」ためにどうしたらいいか。本記事では未経験からのキャリアチェンジを深堀りしていきます。
どうして断言できるのかというと、実際に私が未経験スキル0の状態から転職が成功した経験があるからです。
☑ 成功率をあげる転職理由の書き方
☑ 未経験スキル0でも自信をもってキャリアチェンジ
☑ 勝率を上げる転職方法
経験に基づいた方法を詳しく紹介するので、ぜひ最後までお読みください。
結論:キャリアアップに経験は関係なし
「キャリアチェンジ」ってよく聞くし、なんとなくイメージは沸くけど、具体的なことは分からない。実際に私も、キャリアチェンジという言葉を使っていますが、転職を考え始めた当初はよく分かっていませんでした。
そこで、転職活動をする前に知っておくべき内容を説明しますので、以下を参考にしてくださいね。
キャリアチェンジとは?
「キャリアチェンジ」とは経験したことのない業界や会社に転職することです。
仕事を通じて他の業界に興味が出たり、憧れの業界があったりと理由はさまざま。
キャリアチェンジをすることで視野が広がり、新しいことを学ぶことができます。
「キャリアアップ」との違い
「キャリアアップ」「キャリアチェンジ」は似ているようで意味は異なります。
この2点の違いが分からないと、進みたい方向とズレてしまいます。
キャリアアップ | キャリアチェンジ |
---|---|
社内でステップアップ | 転職で新しい職種にチャレンジ |
高い能力・ポジショニングを目指す | 新しいステージを目指す |
年収アップ | より多くの知識を得る |
2点を比べて分かるのは、どちらも将来を前向きに考えていることです。
今の仕事は自分の能力ややりがいはあるけど、何か物足りないという方はキャリアアップが向いているでしょう。一方、自分の働き方に違和感や苦しさを感じる方はキャリアチェンジが向いているのかもしれません。
キャリアチェンジのメリット・デメリット
キャリアチェンジは良い部分がピックアップされがちですが、デメリットも存在します。
メリット・デメリットを確認しておくことで「今の自分に転職は必要かどうか」を明確にすることができます。
メリット | デメリット |
---|---|
新たな人脈が築ける | 築いてきた人間関係がリセットされる |
個人の能力を高められる | 0の状態から仕事を覚える |
福利厚生・労働時間など条件が良くなる | 給料が下がるかもしれない |
キャリアアップの最大のメリットは「人生の豊かさが増す」ことです。
私の場合は工場からスタバへ転職したときに強く実感できました。
スタバは外資系なので、お客様の3割は外国の方でした。(立地にもよります)
英語で話しかけられることが多く、なかには日本語が分からないお客様も。
初めは慣れずストレスでしたが、繰り返すうちに何となく言ってることが理解できるように。この小さな成功体験がつみ重なり、自信が出てきました!
自信がつくことで失敗を恐れず、どんなことも前向きに変換できるようになります。
未経験からのキャリアチェンジ!失敗しない方法
キャリアチェンジしたいけど、失敗が怖い・・・。
「今とは別の仕事がしたい」「新しい世界で自分の力を試したい」とキャリアチェンジを考えている人は多いかもしれません。ですが、行動に移す前にしっかりとした対策・下準備が必要です。
転職を失敗させないためにも押さえておくべきポイントをまとめました。
未経験の方を採用するメリットとは?
「未経験者歓迎!」と宣言してる企業ってワケあり?求人サイトだけでは、未経験者を採用するメリットがあるのか分からないですよね。
企業側のメリットを知ることで、未経験の方でも立派な転職理由を考えることができます。
☑ 前例や常識にとらわれない新しいアイデアを期待
☑ 20代の若い人材を採用しやすい
☑ さまざまな年代の人材により職場が活性化
☑ 自分の会社カラーに馴染むのが早い
☑ 意欲の高い人が多い
など、企業側のメリットは多数あります。
これは実際にSE人材営業の担当の方が言っていたので、本音に近いです。
スキルがある方は即戦力として活躍できる反面、会社カラーに馴染めなかったり、プライドが邪魔して楽しめなかったりと欠点があるのも事実。
企業側のメリットを押さえておくことで未経験者でも謙遜しすぎず、自分の良さをアピールすることができます。
5分でできる自己分析テスト「20答法」
キャリアチェンジするときに時間をかけたいのが自己分析。
ですが、いざ自己分析をしようとしても何をしたらいいのか分からないことがあります。
そこでオススメなのが「20答法」。
これはたった5分で終わります。質問も簡単で、答えを書いていくだけです。
この質問をすることで自分を理解できていない部分が分かります。
なぜなら自分自身の本当の姿を答えに投影するので、無意識の欲求や悩みなどが表れるから。
「自分のことは自分がよく知っている」と言いますが、20個埋めることは大変です。
ですが、自分では自覚していないからこそ知っておく必要があります。
また、20答法をやっておくことで転職理由もスラスラ書けますので、試してくださいね。
用紙またはスマホのメモを用意する。
「私は女性です」
「私は会社員です」など、
自分がどういう人間なのかを20個書き出していきます。
これを5分以内で行います。
5分経ったら終了。
それでは書いた内容を確認していきましょう!
書いた文章の数ごとで分かる内容を見ていきます。
1~5個目 | 性別や年齢・職業などの個人的特性 |
6~14個目 | 「他人からこう思われていたい」 意識下にある欲求に関わること |
15~20個目 | 無意識の欲求や抑えられている悩み |
渋谷昌三 日本実業出版社 1985
最初の5個前後では年齢や職業など、簡単に書けたかと思います。
個人データを書き尽くしてしまうと今度は、自分が意識している欲求やどんな環境で育ってきたのか、などに関する内容になります。
15個目あたりからは無意識の中にある理性や良心によって抑圧された、本能的な欲求が詰まっていると考えられます。
20答法を通じて「自分という人間を、自身がどのように評価しているか」が見えてきたのではないかと思います。これをキッカケに「自分」という存在にもっと興味をもってくださいね。
未経験スキル0からの転職理由の書きかた
キャリアチェンジだ!と意気込んでも、未経験でスキル0の状態だと転職理由はスラスラ書けません。
もし、書けたとしても「本当にこれでいいのかな?」と不安に思ってしまいます。
そこで、未経験スキル0の状態でも、担当の方に見てもらえる転職理由の手順をお伝えします。
これは、SEの経験がなくスキルも0だった私が、実際に転職を成功させた経験を元にした手順です。
さっそく転職理由の手順を3STEPで説明していきますね。
STEP1 「こんなはずじゃなかった」を防ぐための業界研究
業界研究をしっかりおこなうと時間もかかり正直いって大変です。
ですが、スルーしてしまうと・・・
・何十社と応募しても書類選考すら通らない
・頑張って入ったのに「こんなはずじゃなかった」の連続
・モチベーションが維持できず、すぐに辞めてしまう
このようなことが発生してしまうかもしれません。
面倒だなと思っても業界研究はしっかりおこなっていきましょう!
興味ある業界をピックアップする。
業界を絞る。
業界の需要は増えているのか。
ここまでおこなうと、入社前後でのギャップがなくなります。
そして、転職する理由づけもスムーズに進みます。
さらに転職の成功率をあげる方法も説明しますね。
STEP2 どのような人材を欲しているのか知る「企業研究」
さらに深堀することで、どのような経緯で求人を出しているのか、人材を必要としているのか知ることができます。
具体的になると、調べることも多くなります。
大変ですが、自分を守るため・のちに楽をするためにも頑張りましょう!
求人サイトから興味のある企業をピックアップする。
(人材が確実に不足している企業を探すため)
経営方針・企業の文化や口コミを見る。
(共感が一致することで書類が通りやすい)
募集要項をすみずみまで確認し、なぜ求人を出しているのかを見る。
(どのような人物を必要としているか知るため)
ここまで研究をすると転職理由の半分は埋まりますが、さらにさらに深堀していくことで担当の人に見てもらえる転職理由を作ることができます。
次でようやく最後のSTEPです。もう少し頑張りましょう・・・!
STEP3 「自分こそがふさわしい!」と断言できる転職理由
最後のSTEPです!
「いかに自分がその企業にふさわしいのか」を断言しましょう。
これは大きなプラスになります。
成功率をあげるには、これまでの経験×企業側のメリットを組み合わせることです。
正直にいうと、3回転職を繰り返してる私でさえ転職理由は苦手です。
苦手だからといって書かないわけにもいきませんよね。
ですが2段階に分けたことで、すんなり書くことができました。
実際に、スタバ・SE人材営業と転職をするとき、この経験×企業側のメリットを書いたら突っ込まれることなく採用をいただきました。
例文を用いて説明します。
☑ 共感力が高いことを自負しており、相手の本音の引き出すことが得意です。
言いにくい要素を汲み取りニーズを的確につかみ、業務が円滑に進むよう貢献してまいります。
☑ 学生時代はバスケットボール部に所属し、チームワークを大切にしてきました。
問題が発生した原因から、乗り越えるべき課題を見つけ行動することが得意です。
☑ 読書が趣味で、要約力に自信があります。クライアントからはプレゼンが論理的で
分かりやすいと評価され、提案を受け入れてもらい売上向上に貢献してきました。
過去の自身の経験と、企業側が採用するメリットの2段階で考えるとスムーズにいきます。
しっかりとメリットを加えることで、担当者の方は「採用した後」がイメージしやすくなります。
そして、担当の方→上司に報告するとき、具体的に説明してもらえる可能性も高いので「会ってみようかな」と繋がりやすくなります。
未経験スキル0だからといって、初心者アピールする必要もなければ下に出る必要もありません。
自分の良さ・企業側のメリットを明確にしておくことで成功率はかなり高くなりますよ!
まとめ:未経験でも気にせずキャリアアップできる!
転職活動をおこなう前の下準備はとても大切です。私は異なる業種へ3回の転職に成功しましたが、じつは失敗の連続でした。
なぜなら、忙しいからと業界研究をスルーして、自己分析も適当にしていたからです。結果、ものの見事に20社いじょう応募して1つも受かりませんでした。
それでもキャリアチェンジを諦めたくなくて、自己分析・業界研究・企業研究に時間をかけ「どうしてもここに入りたい!」と熱意を注いだら、3社中2社受かることができました。
第一志望であったスタバやSE人材営業への転職することに成功。
「そんなこと面倒じゃん・・・」と思うことほど、ほかの求職者いわばライバルはやっていないので、ぜひ試してくださいね!
未経験スキル0でも立派な転職理由は作ることができます!
未経験スキル0からのキャリアチェンジって無謀・・・?